片手で食器洗いスポンジ
使い方
垂直に立てたスポンジにコップを差し込んで回したり、2本のスポンジの間にお皿を差し込んで動かすことで、健側の手だけで食器洗いができます。

対象
片麻痺や切断など
で両手での食器洗いが困難な方。

製作時間
約45分

費用
約600円
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材料
A. アクリル板 12cm✕7cm✕2mm・・・・・・1枚
B. 柄付きスポンジ・・・・・・・・・・・・・・2本
C. M4ボルト・ナット ・・・・・・・・・・・・2個
D. 吸盤(取付け部がH型のもの)・・・・・・・4個
  道具(左から順に)
・定規
・カッター(もしあれば、アクリルカッターがよいです)
 ※左図のような普通のカッターでも、刃が無い方の角で削るようにして
  切ることができます。
・平やすり
・細目のこぎり

・プラスドライバー
・電動ドリル Φ5,Φ6

作り方
①まず、スポンジに台座に取り付けるための加工をします。柄の端面に直径5mmの穴をあけます。(注記1)


②次に、台座となるアクリル板を加工します。下図の寸法に従い、アクリル板に外形と穴あけの罫書きをします。(注記2)

③電動ドリルでアクリル板に穴をあけた後、外形をカッターで切り出します。角部は怪我をしないようにやすりで丸く仕上げます。(注記3)
④四隅の穴に通じる溝を作るため、下図の斜線部をのこぎりで切り、やすりで仕上げます。これで台座の完成です!
⑤スポンジの柄を台座にボルトナットで固定します。
⑥吸盤を四隅の溝に押し込みます。これで完成です!
  
                               (単位:mm)
注記1:今回100円ショップで購入したスポンジは、柄の端面が平面で、M4のナットがぴったり納まる凹みがあったため、M4のボルトナットで台座に固定する構造としました。入手できるスポンジによっては、同じ構造・寸法にできない場合もあると思います。その場合は、ビスや接着剤などの代替手段をご検討下さい。
注記2:スポンジの柄を固定する直径5mmの穴の位置は、2本のスポンジが互いに押し合う位置にします。
注記3:アクリルは割れやすいので、なるべくドリルを上から押さえずに、ドリルの自重で切り込ませるようにします。